この資料は必要に応じて、Webフォームで実際に事業計画を入力する前の検討にご活用ください
【様式1】
地域観光魅力向上事業 事業計画書
○:単一回答 □:複数回答
①基本情報・実施体制等
①-1 事業の類型
(該当に●)


①-2 2025年日本国際博覧会関連
①-3 事業名
※事業内容が分かるものとしてください。
採択時等、この事業名で公表等を行います
石垣島、生成AIで観光ガイド事業
①-4 事業概要 沖縄県石垣市は魅力的な観光地であるため年々観光客数の増加が続いております。ところがこの地においては、ここに限らず沖縄離島全般、人手不足に苦しんでおります。これはホテルやお店などのハード運営から観光案内などのソフト等全般に及んでおり、結果として顧客満足度の向上やそれに伴う観光の高付加価値化を進めることが出来ません。本事業は生成AIを利用して本来の石垣島の魅力を人手を使わずに伝えることを目指します。沖縄県石垣市における観光や文化情報を収集しファインチューニングしたAIモデルにより観光案内の実現を図ります。先ずは、レンタカーユーザーへの地理情報に基づく観光案内の提供とネット上での観光案内所の開設を目指す。本事業終了後は、取得した観光客の行動データなどのオープン化や観光に絡んだお店情報を使った学習、予約などの自動対応を目指し本格的な人手不足の解消を進めたい。
①-5 事業を実施する都道府県・市区町村
※複数の地域で実施の場合、実施する地域を全て列挙すること
※適宜行を追加ください
都道府県 市区町村
沖縄県 石垣市
②事業内容
②-1 事業を実施する地域の課題 石垣市をはじめ沖縄離島地域は、近年の観光客数増加に対してサービスを提供する人材が慢性的に不足しています。特に20代の若年層が進学や就職を機に島外へ流出し、高齢化が進む中、現地の観光産業は深刻な人材不足に直面しています。

また、観光情報の発信や観光案内を担う人材が十分に確保されておらず、限られた観光スポットに観光客が集中し、地域全体の多様な魅力が十分に伝わっていない状況です。特に、タクシー貸切による観光ガイドは観光客にとって高価であり、自由度も制限されるため利便性に欠けています。

加えて、ITやデジタル技術に精通した人材不足により、観光情報を提供するウェブサイトやSNS、アプリの更新や管理が滞り、最新情報の継続的な発信が難しくなっています。石垣市など自治体主導で整備されたホームページもIT人材不足による管理不全から放置されるケースが多発しています。

こうした課題から、限られた人的資源を効果的に活用するために、AIを中心としたデジタル技術の積極的な活用が急務となっています。
②-2 地域の課題に対するこれまでの取組
※事業者(自社・自組織又は他社・他組織)の取組の成果及びその要因並びに今後の課題を具体的に記載すること
沖縄離島全般の特徴ですが、自治体や商工会などが音頭取りを行い観光用のHPやSNS展開を行うが、人材不足により継続できないという状態が続いております。これは沖縄離島特有の高校卒業後の進路が地元にないために離れざるを得ず、30才前後で戻って来るケースはあるが、慢性的に20代の若い世代がほとんどいない状況にあり、結果として新しい技術に柔軟に対応できる人材が不足してしまいます。結果本来なら人手不足をITやDXで産めるべきなのにかかわらずそれができない状況にあります。
②-3 地域の課題の解決に向けた本事業の貢献 人材不足の解消:AI技術の導入により、限られた人的資源でも効率的に観光客対応が可能となります。観光案内や情報提供の一部自動化により、現場スタッフの負担を軽減しながらサービス品質を維持・向上させることで、慢性的な人材不足問題に対処します。特に若年層のデジタルスキル向上の機会を創出し、地元での就業を促進します。

情報発信の一元化と持続性確保:分散している観光情報を集約したプラットフォームを構築し、自治体や観光協会、地元事業者の情報を統合的に発信します。AIによる自動更新・管理機能を実装することで、人材不足下でも持続的な情報発信を可能にします。

観光客の利便性向上:リアルタイムで更新される観光情報と交通手段の提供により、観光客の自由度と利便性を高めます。特にタクシー配車システムとの連携やAIによる最適観光ルート提案など、観光客の移動課題を解決します。

観光の高付加価値化:これらの施策により顧客満足度を向上させることにより高単価の観光を確立し、観光産業を地元出身者が安心して戻ってこれる産業基盤にしたい。

これらの取り組みにより、単に観光情報の発信だけでなく、地域の課題である人材不足、若年層の島外流出、観光客の交通問題などの根本的な解決に貢献し、石垣市の観光産業の持続可能な発展を実現します。
造成する観光コンテンツのテーマ分類
※当てはまるものをすべて選択すること
(その他の場合)詳細を記載:ドライブツーリズム、観光自動案内
②-4 造成する観光コンテンツ
ターゲットの国籍や地域
②-5 ターゲット等
※参考にしたデータがあれば記載すること
ターゲット像の詳細
島内を自動車で回りたい人達全般が対象ですが、特に以下のグループに焦点を当てます:
①個人旅行者:パッケージツアーではなく、自分のペースで島内観光を楽しみたい国内外の旅行者
②レンタカー利用者:島内の移動手段としてレンタカーを選択する観光客
③ドライブ観光志向の家族連れ:子連れで自由に観光スポットを巡りたいファミリー層
④シニア層:団体ツアーよりも少人数で自分のペースを重視する高齢者グループ
⑤リピーター:石垣島を再訪し、前回とは異なる場所や体験を求める観光客

ターゲットの設定理由
本事業のターゲットとして自動車で島内観光を希望する層を設定した理由は以下の通りです:
①石垣市の観光における交通課題への対応:前述の通り、公共交通機関が限られており、タクシー等の利用に高コストがかかる現状があります。自動車での観光を希望する層に適切な情報提供をすることで、この課題を解決できます。
②地域観光資源の分散性への対応:石垣市の観光スポットは島内に広く分散しており、効率的に周遊するためには自動車での移動が最適です。このターゲット層は島内の多様な観光資源を訪れる可能性が高く、地域全体の観光振興に貢献します。
③デジタル情報ニーズの高さ:自動車で観光する層は、ルート検索や観光スポット情報など、リアルタイムのデジタル情報を求める傾向が強いため、本事業で構築するAIプラットフォームの主要利用者となります。
④地域消費の拡大効果:自動車での観光は立ち寄り先の自由度が高く、計画されていない飲食店や土産物店への訪問機会を増やし、地域内消費の拡大につながります。
⑤季節・天候変動への対応力:自動車での観光は天候変化に対する柔軟な計画変更が可能であり、季節や気象条件に左右されがちな島嶼観光の課題を緩和できます。
②-6 造成する観光コンテンツの具体的内容及び本事業の取組方針
※観光コンテンツの大まかな行程・スケジュールなど、できる限り具体的に記載すること
本事業では、自動車で島内観光を行う観光客のニーズに応える以下の観光コンテンツを造成し、AIプラットフォームを通じて提供します。

【観光コンテンツの具体的内容】
①AI推薦ドライブルートマップ:滞在期間や好みに合わせた最適な周遊ルートをAIが提案するデジタルマップ。混雑状況や所要時間を考慮した効率的なプランを提供します。

②リアルタイム観光スポット情報:各観光地の現在の混雑状況、営業時間、駐車場空き情報などをリアルタイムで更新・提供するシステム。

③地元推薦の隠れた名所案内:地元住民や過去の訪問者のレビューをAIが分析し、観光ガイドブックにはない穴場スポットを紹介するコンテンツ。

④季節・天候対応型観光プラン:天気予報と連動し、雨天時や季節ごとのおすすめスポットを自動提案する機能。

【本事業の取組方針】
①地域事業者との協働:地元の観光施設、飲食店、宿泊施設等とのデータ連携を強化し、最新情報を常時更新できる体制を構築します。
②ユーザー参加型コンテンツ開発:観光客からのフィードバックやレビューを集積・分析し、コンテンツの継続的な改善を図ります。
③AIによる自動更新システム:人材不足を補うため、基本情報の更新をAIが自動化し、持続可能なコンテンツ管理を実現します。
④多言語対応:日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語等の多言語でコンテンツを提供し、インバウンド観光客にも対応します。
⑤オフライン活用機能:通信環境が不安定な地域でもコンテンツを利用できるよう、事前ダウンロード機能を実装します。
②-7 販路開拓計画
※販売型は本事業実施期間内に、造成した観光コンテンツを販売することを目的とした取組を記載ください。新創出型は、本事業終了後速やかに販売開始することを目的とした取組を記載ください。
本事業実施期間内(又は本事業終了後の)販路開拓・情報発信の取組


具体的な内容を記載すること
この企画に合わせて作成します。
地元レンタカー会社とのコラボ

※想定する具体的なサービス名、および交渉の状況(開始前か、交渉中か、すでに提携済みか、など)も言及してください
②-8 効果的な販売促進・情報発信計画(SNSの活用等)
※ターゲットの嗜好や商品特性を踏まえ、なぜその手法・媒体を選択するかを合わせて記載すること
本事業では、自動車で石垣島を巡る観光客に向けて、以下の販売促進・情報発信計画を実施します。各手法・媒体の選択理由はターゲット層の特性に基づいています。

【デジタルマーケティング施策】
①SNS戦略(Instagram/Facebook/LINE)
選択理由:自動車で観光するターゲット層(特に20-40代の個人旅行者)は旅行前の情報収集にSNSを活用する傾向が強く、ビジュアル訴求が効果的です。Instagramは風景写真や体験の共有に適しており、旅マエの行先決定に影響力があります。

実施内容:
・ハッシュタグキャンペーン「#石垣ドライブ旅」の展開
・フォトジェニックなドライブルートやビュースポットの定期投稿
・利用者の投稿リポスト(UGCの活用)による口コミ拡散
・シーズナルな観光情報や天候に応じたプラン提案の配信

【オフライン施策】
④現地拠点での情報発信
選択理由:自動車で観光するターゲット層は空港やレンタカー店舗を必ず訪れるため、現地での情報接点が重要です。特にシニア層はデジタルだけでなく紙媒体も併用する傾向があります。

実施内容:
・空港、レンタカー店舗、主要ホテルでのQRコード付きパンフレット設置 あるいは設定済みスマホの貸与
・観光案内所でのAIプラットフォーム活用ガイド配布
・主要観光スポットでの案内看板設置(QRコード付き)
②-9 販売時の観光コンテンツの運営実施事業者
※商品として販売していく責任者・主体者となる事業者名を記載してください。販売型は記入必須
団体/組織:一般社団法人りとから研究所
電話番号(ハイフンなし、10桁または11桁):
担当部署名:
担当者氏名:大橋美樹
③これまでの実績等
③-1 観光庁事業の活用実績

事業管理番号 実施主体名称
特にありません
③-2 他省庁事業等との関連性
※同一事業内容に対して複数省庁から補助金を受給することはできません

採択事業名:特にありません
省庁名:
事業年度:
事業名:
これまでの実績
※右のうち該当する事項がある場合、選択すること
これまでに活用した事業:特にありません

これまでに活用した事業で造成した観光コンテンツの内容や販売状況
※現在販売中の観光コンテンツについてはURLも記載すること
特にありません

これまでに活用した事業における課題
特にありません

本事業で新たに取り組む点
無し
他省庁事業等と本事業の連携・違い
※同一事業内容に対して複数省庁から補助金を受給することはできません
無し
④スケジュール
④-1 これからの販売に向けた事業スケジュール及び販売想定期間
※既に販売を開始している場合は、過去の年月を記載すること
項目 時期
観光コンテンツが造成できる想定時期 令和8年2月頃
観光コンテンツの販売に関する宣伝等を開始する想定時期 令和8年2月頃
観光コンテンツが販売開始できる想定時期 令和8年4月頃
継続的に販売・運営実績があり利益をあげられる想定時期 令和8年7月頃
⑤事業の目標
⑤-1 KGI
年度 本事業で造成した観光コンテンツの販売による年間集客 想定収益 想定費用
※事業にかかる経費(見込み)を記載すること
国内観光客数 インバウンド観光客数 平均単価
令和7年度 950人 50人 1200円 1,200,000円 6,000,000円
令和8年度 1900人 100人 1200円 2,400,000円 2,000,000円
令和9年度 2400人 100人 1200円 3,000,000円 2,000,000円
販売開始後の収益性
※可能な範囲で記載すること
年間販売数目標:令和7年度 1000人、令和8年度 2000人、令和9年度 2500人
平均単価:1200円
収支:令和7年度 △4,800,000円、令和8年度 400,000円、令和9年度 1,000,000円
⑤-2 KSF
目標を達成するために必要な要素
①高品質なAIプラットフォームの開発と運用
・安定したシステム稼働と正確な情報提供を実現するAI技術の実装
・ユーザーフレンドリーなインターフェース設計
・多言語対応と直感的な操作性の確保

②持続的な情報更新体制の構築
・地域事業者との協力関係に基づく観光情報の継続的収集
・AI活用による人的リソースに依存しない自動更新システムの確立
・ユーザーフィードバックを活用した情報精度の向上

④地域との協働体制の確立
・地元観光事業者のプラットフォーム参画促進
・地域住民からの情報提供システムの構築
・石垣市および観光協会との緊密な連携

⑤利用者満足度向上のための継続的改善
・ユーザー行動分析に基づくコンテンツ最適化
・季節変動や天候要因を考慮した情報提供の精度向上
・定期的な利用者調査とその結果に基づくサービス改善
⑤-3 KPI
※本事業実施期間内の各指標・項目を設定し、記載すること
指標・項目名 計測方法 数値目標
ユーザー満足度 アンケート調査(5段階評価) 令和7年度 3.5以上、令和8年度 4.0以上、令和9年度 4.3以上
観光スポット回遊数 利用者1人あたりの平均訪問観光スポット数 令和7年度 平均3箇所、令和8年度 平均4箇所、令和9年度 平均5箇所
地域消費額増加率 利用者と非利用者の観光消費額比較調査(%) 令和7年度 10%増、令和8年度 15%増、令和9年度 20%増
⑥事業の将来性
⑥-1 令和8年度以降の取組 【令和8年度(2026年度)の取組】
①機能拡張フェーズ
・AIレコメンデーション機能の精度向上(観光履歴データの蓄積活用)
・地域事業者向け管理ツールの機能拡充と活用促進

②収益基盤強化
・地域事業者向け広告サービスの本格展開
・地元特産品ECサイトとの連携強化

【令和9年度(2027年度)以降の取組】
・観光MaaSプラットフォームへの発展
・地域観光ビッグデータ分析基盤の確立と政策立案への活用
・国内外の先進的観光DXサービスとの連携

③持続的運営体制の確立
・観光協会や地域DMOとの共同運営体制の構築
・地元IT人材による自立的な運営・開発体制の確立
・持続可能な観光推進の中核プラットフォームとしての地位確立
⑥-2 持続可能な観光地域づくりへの寄与 【環境面での持続可能性への貢献】
①観光客の分散化による環境負荷軽減
・季節や時間帯による訪問誘導の最適化で環境キャパシティを考慮した観光促進
・環境配慮型の観光スポット・ルートの優先的な情報提供

②自然環境保全意識の醸成
・生物多様性や環境保全に関する教育コンテンツの提供
・利用者参加型の環境モニタリング機能(サンゴ礁の状態報告など)

【社会・文化面での持続可能性への貢献】
①地域文化の継承と発信
・八重山の伝統文化や工芸の体験機会の積極的な紹介
・地元住民と観光客の交流促進による文化理解の深化
・方言や伝統芸能等の無形文化財のデジタルアーカイブ化支援

【経済面での持続可能性への貢献】
①地域経済循環の強化
・小規模事業者や地元産品の魅力発信による経済効果の地域内循環促進
・オフシーズン対策としての季節別コンテンツ提供による通年観光の実現
・観光消費の島内各地への均等な分散化支援

【観光DXのモデルケースとしての波及効果】
本事業で構築するAIプラットフォームは、人材不足や情報発信力に課題を抱える島嶼観光地におけるDXモデルケースとなり、全国の同様の課題を持つ地域への横展開が可能です。特に、自動車での周遊が主体となる観光地域において、本事業で得られるノウハウや技術は貴重な地域資源となり、持続可能な観光地域づくりの先進事例として、国内外からの注目を集めることが期待されます。
⑦誓約事項
誓約事項

今年度、他の補助金(観光庁以外の省庁が実施しているものを含む)に同様の内容の事業で申請をし、複数採択となった場合は、いずれか一方の申請を取り下げることを誓約します。

過去に、他の補助金(観光庁以外の省庁が実施しているものを含む)に同様の内容の事業で採択されていないことを誓約します。

将来にわたって暴力団排除条例の規定に違反する行為を行わないことを誓約します。
※その他の留意点等については、公募要領を参照してください。
※様式2及び様式3の記載事項との整合性が確認できるものとなるように作成してください。
※必要に応じて、欄を拡大して記載ください。ページ数が増えても構いません。